インドネシアンな日々 in Japan

ムスリム × クリスチャンの異教徒夫婦

異教徒と結婚するということ。

私はクリスチャンなのですが、夫はムスリムです。ちなみにどちらも全くと言っていいほど敬虔ではありません(*´ェ`*) それでも、夫のことを好きになりかけていたとき、イスラム教の人とは結婚できないからダメだよな〜と前のめりに思っていたw

 

でも気持ちは止められず、家族に猛反対されても止まることなく、結婚した。宗教については結婚前に何度も何度も確認した。私がいつか改宗するだろうと楽観的に考えているならその可能性はほぼないから、一生ずっと別の宗教で生きていく覚悟がないなら無理だよと。お互い納得して結婚した。

 

ただ、インドネシアでは同じ宗教の人同士しか結婚できないらしい。なのでどちらかが改宗するしかない。手続きのためだけに形式的に改宗する人もいれば、本当に改宗する人もいるようです。私たちは先に日本で結婚したので宗教的な問題はもちろんなかった。いつかインドネシアに移住したら私もイスラム教徒として登録されてしまうらしいので、隠れキリシタンとして生活することになるのでしょう。。(別に隠れる必要はないんだけどw)

 

日本での結婚の手続きが一通り終わった頃、夫がどうしてもイスラム式の結婚の儀式をしたいと言ってきた。普段はイスラム的な要素ゼロなのに、そこにはすごく強い意志があった。(義父からプッシュされてた可能性が高そうだけど。)私は正直やりたくなかったけど、自分にとっては意味のないことだから形式的にやるだけだし、相手にとって大切なことならやろうと決意。夫は大使館に儀式をやりたい旨を連絡。そしたら必要書類など詳細を教えてもらえました。儀式をするためにはまず私がイスラム教に入信しなければなりません。日本語に通訳してもらいながら入信の儀式。儀式と言っても信じますって言うくらいだったはず。記憶にないくらい大したことなかった。通訳があまり上手でなく、、途中何言ってるか分からなかったけど空気を読んで分かってるふりをした( ゚∀゚ )

 

その後、結婚の儀式。それも正直よく分からなかったし私は見てただけ。夫は何か喋っていた。あっと言う間に終了。証人となってくれた方2人に謝礼?を用意するようにと事前に言われていて、封筒に入れた現金を渡した。この儀式をしたことでBuku nikah(パッと見パスポートにしか見えない婚姻証明書)をもらえました。これはとても大事なものらしい。それと、日本語訳が付いているコーランをもらいました。

 

昔、教会で洗礼を受けたときにも聖書をもらったな〜と思い出した。キリスト教イスラム教って全然違うようでかなり近い宗教なんです。信じてる神様は同じですからね。同じ神様を信じていれば目指している場所は同じで、どちらが正しかったとしても、どちらも間違っていたとしてもきっと神様はどちらも許してくれるのではって最近思います。