インドネシアンな日々 in Japan

ムスリム × クリスチャンの異教徒夫婦

バリ旅行記#6: 欠航

あっという間にバリ最終日。

私はよく海外旅行も海外出張も行くし、一応帰国子女だし、海外大好きと思われがちなんだけど、最近思うのは私は旅があんまり好きじゃないのかも(・∀・)
海外での楽しい時間は好きなんだけどね、飛行機に乗るのも機内食食べるのも大嫌いで、どんなにいいホテルに泊まったとしてもシャワーとベッドは自宅が一番って思う、これ間違いない。
 
だから1週間も旅してると家のシャワーとベッドが恋しくなる。そんな気持ちの最終日、フライトは深夜0時半過ぎ。丸一日時間がある。でもやることいっぱい。
 
まずはジンバランまで、1ヶ月近く借りてたバイクを返しに行く。夫はバリに住んでた時にジンバランで働いてたから、ジンバランには元上司だったり信頼できるビジネスパートナーがたくさんいる。でもジンバランちょいと遠い!
 
バイクを返してしまったら、私たちはヴィラまで戻ってくる足がなくなる。そこで友達に一緒に来てもらって、友達にはGo-jekで帰ってもらい私たちは友達のバイクで帰るというプラン。もう普通にタクシー使えば良くない?って思ったりもするけど、他にも寄るところあるし、友達が貸してくれると言うならお言葉に甘えよう。
 
友達は仕事があったのでバイクを置いてすぐに帰って行き、私たちは夫の元上司のヴィラでお喋り。そろそろ行こうか〜ってなった時に、、
 
鍵がない!
 
え????友達に鍵もらってないの?バイク借りたのに鍵借りてないって!!!
 
まだお土産ショッピング終わってないし、夫が借りてたアパートの鍵も返却してないし、スーツケースはヴィラにあるし、、これはやばいかもしれない。私はそんなことを考えながら言葉を失う。
 
しかしさすがインドネシア!あっさり鍵のコピーが作られ、発覚から30分後には出発〜。コピー代は500円くらいだったみたい。もうこんなのバイク盗みたい放題じゃん( °д°)
 
まだお土産買い終わってなかったので、ディスカバリーモールへ。ささっと買い物を済ませる。そしてサンセット見納め。
 
{1B94F8B2-AE60-4687-BF50-3CEEA963372B}

加工なしでこの色!美しい。
 
そして夕飯。私が4年前に初めてバリに来た時に友達と行ったシーフードのお店がこのディスカバリーモールにあって、そこで食べることに。これが選択ミスだった。食べ物が全然出てこない。どんどん時間がなくなる。やっと来た!と思ったらご飯だけ。え?おかずは?ご飯冷めちゃうじゃん!結局45分くらい待った。10分で食べて急いでバイクに乗る。
 
私がバリに来るまでの間、夫が借りてたアパートの鍵を返却しに。ここで私たちは完全にノーマークだった事実に気づく。なんとこの日は、、
 
旧正月+。:.゚ヽ(*´ω`)ノ゚.:。+゚
 
忘れてたというか考えもしてなかった。まぁ、そのせいかどうかは分からないんだけど、渋滞がとんでもない。大きい通りはもちろん、小道さえも全然進まない。バイクなのに進めない!これは飛行機乗れるのか…?不安になり始め無言になる私。夫も何度もルートを変えながら無言で運転。
 
なんとかアパートに到着。鍵を返してオーナーさんに挨拶して、ヴィラへ急ぐ。友達が空港まで車で送ってくれることになっていたけど、この渋滞で友達は時間通り来れるのか、そして空港までの道は大丈夫なのか…。
 
ヴィラのエントランスで友達を待つ私たち。約束の時間になっても現れない友達。痺れを切らした夫が友達に電話。なぜか奥さんが電話に出る。なんと友達は携帯を持たずに家を出たという。え、今どこにいるか分からないじゃん。
 
約束の時間から20分経過したところで私の中で限界がきた。今どこにいるかも分からない人をこれ以上待てない。タクシーを呼ぼう。タクシーを呼びかけたその時、友達登場。
 
すぐに空港に向かう。どこもかしこも渋滞。スマホで渋滞情報を調べながら少しでも早そうなルートで。今、空港付近が大規模な工事中でそこの渋滞もすごい。空港近くまでは行けるんだけど、そこからが長い。でもなんとか無事に到着。無言のプレッシャーを与えてしまって友達には悪いことしたな(´・ω・`)
 
出国審査の列もものすごかった。中国の方がいっぱい。やはり旧正月だわね。後ろめちゃくちゃ並んでるのにどうでもいい質問を何個もしてくる出国審査官 (´∀`)
 
何はともあれ無事にゲートまで辿り着いて一安心。と思ったのも束の間、ゲート変更。一番端っこの遠いゲートだったのに、反対側の端っこに変更。そしてみんな急いで移動したのに搭乗時間になっても一切動きが見られない。まあ、多少の遅延はいつも通りなんだけどね。
 
0時半過ぎに出発のはずが2時半になってもまだゲートにいる私たち。そこで衝撃のアナウンスが流れる。
 
乗客はイミグレーションに向かって下さい。
 
え。夫と一緒に係員にどういうことか聞きに行ったところ、機材繰りで遅延してて待っていたけど離着陸できる制限時間を超えることが確定したからキャンセルだと。電光掲示板を見ると確かにキャンセルの文字が。ホテルまでバスを出すからそこで翌日の予定を聞いてくれと言われた。
 
バスに乗せられて着いたのは空港のすぐ近くのメルキュールホテル。去年レギャンのメルキュールホテルに泊まって結構良かったから一瞬期待してしまったけど、わりと古い感じのホテルだった。チェックインの時に明日は何時に出発するの?と聞いたらまだ決まってないから朝内線でお知らせしますと。
 
眠さマックスで部屋に着いてドアを開けると漂う下水臭。こ、これは臭すぎる。無理だ。自己負担ゼロとは言えここで寝たくない!フロントに電話して部屋を変えてもらった。このとき既に午前4時。
 
空港を出る時に電光掲示板を見たら、出発時間は13時と表示されていた。決まってないとは言え13時頃なんだろうと私たちは考えた。11時にチェックイン、10時にホテル出発くらいかなと逆算してアラームをかけた。せっかく朝食込みだし食べよっかなんて言いながら。
 
3時間半後の7時半に内線がなった。
 
あと30分でバスが出ます!
 
えーー!朝食はあきらめた。スーツケースは空港で預けたままで返してもらえなかったから、化粧もできないし着替えもないから30分しかなくてもまぁ間に合ったよね。 
 
空港に着いてまたイミグレに並んで、前日と同じゲートへ。お腹空いたから空港で朝食。食べ終わってお店を出てから気づいた、航空機遅延の保険入ってた!食費カバーされる!ダッシュでレシートをもらいに戻る。あーもっと高くて美味しいもの食べれば良かった。なんなら着替えとかも買えば良かった。化粧水とかも。気づくの遅かったー。
 
そんなこんなで結局お昼頃にやっと離陸。12時間ほどの遅延だった。最後の最後でものすごい疲れた旅だった。でも総合的には楽しかった!日本にいると言語などの問題により何でも私がやるしかないから、インドネシアで夫が全部プランしてくれて何から何までやってくれるのが新鮮で良い。そのせいか私は未だにバリの地理が全然分かってないしルピアでの支払いも慣れないんだけどね…。
 
次はいつ行けるかなぁ( ˘ω˘ )