インドネシアンな日々 in Japan

ムスリム × クリスチャンの異教徒夫婦

誕生日の締め出し事件

先日、夫の誕生日だった。

平日でお互い仕事だしお祝いはまた後日にってことになってたんだけど、何もないのも寂しいなと思ってちょっと早めに仕事を切り上げて、ちょっといいお惣菜を買って、ケーキも買って、ネームプレートも書いてもらって家に帰った。

 

が、家に入れない。早番だった夫がチェーンの鍵までかけて寝ている。4時起きだったし、とても眠かったんだと思う。ピンポン押しまくっても電話かけまくっても全然起きない。なんかインドネシア人ってどんなにうるさい状況でも寝れる人多くない?災害の時に逃げ遅れそうとか思っちゃう。

 

で、20分間ピンポン&電話を続けたけど起きなかったから、そんなに深い眠りに入ってるなら長期戦になりそうだなと思ってケーキとか持ってて荷物多かったし近くのマックで待つことにした。ポテトを食べながら更に電話をかけまくる。

 

途中からもしかして家の中で倒れてるとかスマホがどうにかなってしまった可能性もあるのでは?と思い始めて、find iphoneの機能を使って確認したらちゃんとオンラインになってた。位置情報は共有してないから確認できず。

 

解決策をググってみたら、交番で相談したら開けてもらえたって書いてる人がいたから、最終手段はそれだなーと思いながら待つことなんと1時間半!さすがに心配になってきて、夫のIDでfind iphoneにログインして位置情報を確認してみることにした。夫はパスワードとか全然覚えられない人で何でも私に管理を任せてくるからログインしようと思えば簡単にできちゃうのです。で、ログインしてみたら彼のiphoneはちゃんと自宅の位置に表示されていた。そこで気づいた。このfind iphoneにあるサウンドを再生するという機能を使えば良いのでは?と。これ紛失とか盗難にあった時に使う用なんだろうけど、すごい大音量が鳴ると聞いたことがある。試しにやってみた。そしたらすぐに夫から電話がきたー!!!何これすごい!感動!

 

状況を理解していない夫はWhere are you?? What happened!??て。そして、ものすごい謝られた。家に帰ってからも何度も謝られた。でも何というか、いつ来るか分からないインドネシア人を待つことに慣れてきている私は1ミリも怒りがなく、ノーダメージ。数年前の私だったらブチ切れていたかもしれない。夫と出会って彼から学んだことは、すぐに怒らない穏やかさと人を許す優しさかもしれない。

 

ネームプレート付きのケーキ喜んでくれて、SNS用に写真撮りまくってた。いくつになってもこいうお祝いは大事にしていきたいな。

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