インドネシアンな日々 in Japan

ムスリム × クリスチャンの異教徒夫婦

断食

夫と出会ってから5度目のラマダン。と言っても私は夫が断食しているところを見たことがない。なぜならしてないから。

 
夫と出会ったころ、私はイスラム教に関する知識が全くなくて勝手なイメージしかなかった。イスラム教=厳格って勝手に思ってて、イスラム教なのに適当な人なんていないと思ってた。今考えたらそんなわけないだろって分かるんだけどさ(*・ω・)ノ
 
夫はお祈りもごく稀にしかしないし、お酒を日常的に飲む。そういうイスラム教徒もたくさんいるのです。教会に行かないキリスト教徒がたくさんいるのと同じ。それでも夫はちゃんと神様と共に生きてる感じがする。神様を忘れたわけではないし罪悪感はあるみたい。
 
もし私が結婚を機にイスラム教に改宗してたら夫は私の見本になるためにも変わってたかもしれないなと思う。そしてもしも夫がキリスト教徒だったら私は結婚を機に夫を連れて教会に行くようになってたかもしれないな。
 
夫や夫の友達を見ていると、どれくらいの人が本当に断食してるのかなって気になる。国や場所によっても違うんだろうけど。バリ島で私が出会ったイスラム教の方々はみんなお酒飲んでたのよね。彼らが断食してるとは思えない。バリという場所が特殊なのかもしれないけど。
 
ジャワ島在住の義両親はとても敬虔なイスラム教徒で、毎年きっちり断食してるらしい。夫も子供の時は一緒にちゃんとやってたけど、ある程度大きくなってからは外に出てこっそり何か食べたりしたこともあったらしい。そういうとき、家に戻った後はお腹が空いて弱ってる演技をしてたとかw そんなことしてもお父さんにはバレてたんじゃないかなって思うけど。
 
もしラマダンに義実家に行くような機会があれば私もチャレンジしてみたいなと思ったりもするけど、ちゃんとご飯食べてても低血糖症になりがちな私には無理そうだなとも思ったり…。でも夫いわく、まずは半日から始めたりするのもOKなんだって。イスラム教ってそういうところ寛容だなと思う。
 
私の断食についての質問に夫はすごい真剣に答えてくれて、断食の素晴らしさについて語ってくれた。そして話し終えると彼は「ビール買ってくる」と言って出て行った(゜д゜;)